【CMS】WordPressとMovable Typeどっちが良いか?

どーも、えーちゃん(@e_jtest)です。
今回は、CMSについてのお話をしようかなと思います。
最近の流れとしてはWordpressが圧倒していますが、少し前まではMovable TypeというCMSもよく使われていました。
なんでWordpressが人気なのか、Movable Typeとの違いについてお話ししていこうと思います。
私は仕事でMovable Typeも取り扱っていますし、WordPressも使っているので両方からの視点でお話しできるかなと思います。
それではさっそく解説していきましょう!
WordPressとMovable Typeの違い
ではまず、それぞれのCMSの違い、特徴について解説していきます。
まずはWordPressから。
WordPressの特徴
WordPressの特徴としては以下の3つ。
①:HTMLを動的に生成する
②:世界的に人気のCMS
③:プラグインやテーマが豊富
1つずつ解説していきます。
①:HTMLを動的に生成する
WordPressの特徴としてHTML(CSSなども含む)を動的に生成するということが挙げられます。
そもそもの話ですが、ウェブサイトというのはHTMLというファイルが表示されています。
そのHTMLというのはサーバーにあるのですが、WordPressはリクエスト(アクセス)を受けるたびに1からHTMLを作っています。
つまり、index.htmlをリクエストした場合、index.htmlを1から作っているということです。
これが動的生成ということです。
動的生成というのは、ページの表示速度が遅くなるというデメリットもあります。
しかし、動的にプログラムでHTMLファイルを作っているため、設定の変更が容易い、カスタマイズが容易にできるというメリットがあります。
なので、個人ブロガーの方に人気があるというわけです。
②:世界的に人気のCMS
WordPressは世界的にも人気があるCMSですね。
なぜかというと、先ほどもお話ししたように、プログラムが書けない方でも容易にデザインを変更できること、運用するのにコストがかからないというメリットがあるというのが大きいです。
運用するのにコストがかからないというのは、WordpressはオープンソースのCMSだからです。
簡単にいうと、誰でもソースコードが閲覧可能であり、無料で公開されているCMSということです。
なので誰でも無料で利用することができます。
欠点としては、誰でもソースコードを見られるので、ハッカーなどに狙われやすいということでしょうか。
しっかり知識を持った人が構築(インストールや設定など)をすれば比較的安全には使えますが、大企業などで使っている会社が少ないのはこういったことが要因として考えられます。
③:プラグインやテーマが豊富
世界的に人気というのはメリットも多くあります。
使っている人が多いため、プラグイン(いわゆる拡張機能)が充実しているのはWordpressのメリットです。
こんな機能があったらな〜と思っていたものが用意されていることが多いので、カスタマイズしやすいんですよね。
また、ブログを始めたいと思っている方でも、有料のもから無料のものまでテーマが豊富に用意されているので、デザインを変えたいと思ったらすぐに変えられるというのはメリットだと思います。
このように、Wordpressというのは個人〜中小企業サイトであれば構築することができます。
もちろん大企業でwordpressを採用している会社もありますが、そういう場合は知見の豊富なエンジニアが構築しているはずです。
個人的にはブロガー向けのCMSだと思います。
Movable Typeの特徴
続いてMovable Typeの特徴は以下の3つ。
①:HTMLを静的生成する
②:ページの表示速度が早くなる
③:大企業でも使える
こんな感じでしょうかね。
1つずつ解説していきます。
①:HTMLを静的生成する
Movable TypeはHTML(CSSなども含む)を静的に生成します。
性的ではありません。静的です(笑)
静的というのはどういうことかというと、Movable Typeは「再構築」という機能があります。
再構築をすると、HTMLなどのファイルをサーバーに生成してくれます。
そして、リクエスト(アクセス)されたら対象のHTMLをレスポンスしています。
リクエストがあるたびにHTMLを生成するwordpressと違い、出来上がったものを返すのがMovable Typeの特徴です。
HTMLを前もって「再構築」、つまりあらかじめHTMLファイルを作ってサーバーに置いておくわけです。
静的に生成しておくメリットはページの速度が早くなるということです。(詳しくは②で解説します)
デメリットとしては、あらかじめ「再構築」をしないと変更したものが反映されません。
また、記事数(コンテンツ数)が多くなってくると、「再構築」の時間が長くなります。
そのため、デザインを変更したいという場合はどうしても時間がかかってしまいます。
wordpressであれば即時で反映できますが、Movable Typeの場合は再構築しないと反映されません。
②:ページの表示速度が早くなる
Movable Typeを使うメリットの1つはページの表示速度が上がります。
まあJSでゴリゴリ多彩なことをしていると表示速度はもちろん低下しますが、WordpressとMovable Typeで同様のサイトを作った場合、Movable Typeの方が表示速度は上がるでしょう。
なぜかというと、先ほど説明しましたが、出来上がったHTMLを返しているだけなので、サーバーに働いてもらう手間が省けます。
多くのリクエストがきた場合に、wordpressだとどうしても負荷がかかります。一生懸命HTMLを作らないといけないですからね(笑)
ですが、Movable Typeの場合は、出来上がったものを渡すだけなので負荷が高くなりづらいです。
「サーバーが応答していません」みたいなエラーが出にくくなるというのがメリットですね。
③:大企業でも使える
①、②で説明したことから、大企業でも採用しやすいのがMovable TypeというCMSですね。
大企業の場合はアクセスも多いでしょうから、サーバーの負荷が抑えられるMovable Typeというのは選択肢に入れられると思います。
また、ページの表示速度も早くなるのでメリットがあります。
さらに、Movable Typeはシックスアパートという会社が提供しているCMSなので、サポートが受けられるというメリットもあります。
脆弱性などが見つかった場合も企業がサポートしてくれるというのはメリットと言えるでしょう。
デメリットとしては導入にはコストがかかるというのと、再構築が面倒臭いということでしょうかね。
カスタマイズ自体はできますが、wordpressに比べて時間がかかってしまうのがデメリットでしょうかね。
まとめ
ということで、今回は私が普段から使用しているCMS、WordpressとMovable Typeの特徴についてお話ししました。
WordPressもMovable TypeもCMSではありますが、それぞれに特徴があります。
個人ブロガーであればWordpressを選択するのが無難だと思います。
カスタマイズが楽ですし、いろんな人が使っているので、困ったらググれば大抵のことは解決します(笑)
Movable Typeも情報はありますが、個人でやるのはオススメしないです。というか使っている人がそもそも少ないですね。
Movable Typeは中小企業〜大企業まで企業で使うCMSとしては便利だと思います。
導入コストはかかりますが、CMSとしての機能は優れていると思いますので、選択肢として考えてみても良いと思います。
企業であれば独自のCMSを使っているという企業も多そうですが(笑)
まあ長々とお話ししてしまいましたが、何かの参考にしてくれれば幸いです(笑)
以上、【CMS】WordpressとMovable Typeどっちが良いか?でした。
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